《伯爵与妖精》卷十第五章违心的王子10
だが、近づいていくアルバは、嬉々(きき)としてプリンスになりたがっている方の人格だ。
但是,现在靠过去的阿鲁巴,却被渴望成为王子的人格占据着。
「やめろ、ノディエ!」
“住手,诺迪埃!”
エドガーは、本当の彼の名を叫(さけ)んだ。
爱德格呼唤着他原来的名字。
「しっかりしろ、自分で自分を殺したいのか!」
“坚强点,你想自己杀了自己吗?”
瞬間、彼がこちらを見た。それから周囲を見まわし、おびえたように膝をふるわせて座り込んだ。
一瞬间,阿鲁巴看向这边,又环视四周,接着就颤抖着膝盖坐下不动了。
「伯爵(はくしゃく)、……助けてくださ……」
“伯爵……救救我……”
だがすぐに、ふたりがかりで引き起こされ、フレイアのそばへ引きずられる。腕をつかまれ、むりやりフレイアへ押しつけられそうになる。
但他马上被两个男人拖起,拉到芙蕾雅旁边,被抓住手腕硬要压到芙蕾雅上。
アルバはかろうじて抵抗(ていこう)しているが、もうひとりがしゃしゃり出てきたらおしまいだ。
阿鲁巴勉勉强强的抵抗着,如果再来个人的话就完了。
そのとき、背後の男がエドガーから手を離した。そのまま床にくずれる。
这时爱德格背后的男人突然松了手,跌倒在地板上。
フードをはねのけたレイヴンが、エドガーをかばうように立って、ナイフとピストルを両手でかまえる。
除去了帽子的雷文,双手拿着小刀和手枪,卫护在爱德格身边。
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