《伯爵与妖精》卷十第五章违心的王子10
自由になったエドガーは、すぐさまフレイアに向かって走った。
重获自由的爱德格马上向芙蕾雅跑去。
アルバにフレイアをつかませようとしている男たちを押しのけ、エドガーはフレイアに手をのばす。
他推开打算让阿鲁巴抓住芙蕾雅的男人们,缓缓将手伸向了芙蕾雅。
「まさか、ロード、やめろ……!」
“不会吧,勋爵,住手……”
ユリシスの声は、あせりと驚きに満ちていたが、エドガーはとっくに心を決めていたのだ。
尤利西斯的声音充满了惊恐,不过爱德格早已下定了决心。
アルバと同じように、プリンスに、そして王家につながる血をエドガーも引いている。
与阿鲁巴和王子同样,爱德格也拥有王室的血统。
プリンスを存在させてきた意図(いと)や力を秘めた記憶、すべてがこのフレイアの中にあるなら、まるごと奪うことができるはずだ。
如果这个芙蕾雅中拥有王子的意图和他隐藏起来的力量,那么就应该把它们全部夺走。
邪悪(じゃあく)な妖精を従(したが)える核。それを手に入れ、自分の意志で進撃を止める。ロンドンブリッジに向かう力を削(そ)ぐ方法はこれしかないと、決意していた。
使邪恶妖精服从的核心。先得到那个,再用自己的意志使它们停止进攻。他决心用这个方法,削弱攻向伦敦桥的力量。
もはや迷うこともなく、エドガーは、しっかりと手の中にフレイアを握(にぎ)り込む。
已经没有什么可迷惑的了,爱德格紧紧地把芙蕾雅握在手中。
焼(や)けるような熱を感じた。
他感到了火烧般的炽热。
指の隙間(すきま)からまぶしいほどの光が漏(も)れる。と思うとそれが、一気に広がる。
刺眼的光从指缝中漏了出来,一口气扩散开来。
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