《伯爵与妖精》卷十第六章那颗星星的名字1
「ロタさんが自分の船で"箱船"を攻撃すると言っていました。屋敷で会ったのですが、ちょうどトムキンス氏に大砲(たいほう)をねだっているところでした」
“萝塔说要用自己坐的船攻击‘方舟’,在家里见过面了,不过当时她正在向汤姆金斯先生死气白赖地要大炮。”
「大砲?」
“大炮?”
「トムキンス氏は、念のためにエドガーさまに、大砲を購入してもいいか確認してほしいとおっしゃっております」
“汤姆金斯先生说为了以防万一,要向爱德格大人确认过才可以购入大炮。”
"朱い月"の活動資金は、むろんエドガーが援助(えんじょ)している。執事(トムキンス)は伯爵家(はくしゃくけ)の維持(いじ)管理に必要なものを独断で購入できるほどには金銭管理を任されているが、大砲はさすがに困惑(こんわく)したことだろう。
“绯月”的活动资金当然是爱德格提供的。管家被授予了能够独自判断购买对维持伯爵家有用的东西的金钱管理权,但是,大炮就比较让人困惑了。
「しかしレイヴン、"箱船"は火薬を積んでいるうえ、人質も大勢乗っている。むやみに砲撃(ほうげき)するわけにはいかないって、ロタはわかっているのかな」
“可是雷文,‘方舟’上载有火药,还有众多的人质。不能胡乱炮击,这一点萝塔明白吗?”
「わかっている、と思いますが」
“我认为她应该明白。”
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