《伯爵与妖精》卷十第六章那颗星星的名字2
「いや……。こんなことを訊(き)いたって、あんたはいくらでも俺をだませる」
“哦……。怎么就这样说了。你多少也骗一下俺嘛。”
ケルピーにとって、選択肢(せんたくし)はないのだった。
格鲁比并没有选择的余地。
ここが青騎士伯爵の聖域なら、エドガーのほかに、リディアの居場所にたどり着ける人間はいない。
这里是青骑士伯爵的圣域,除了爱德格以外没人能带出莉迪亚。
「俺には、リディアが何を望んでるのかわからない。あんたと知り合ってから、もの思うようにしてることが増えて、人間くさくなっちまった。だけど離れりゃ、もとのあいつに戻るはずだと思ったんだ。なのにあいつは、昔のあいつにはならなかった」
“我真不明白莉迪亚在期盼什么。认识你以后,她想要的东西增加了,也更加无法割舍人界,就算离开了也会跟着你这家伙回来。但现在连你这个家伙,也不是以前那个家伙了。”
ケルピーは、うなだれながらも憤(いきどお)ったように言った。
格鲁比垂着头愤怒的说。
しかしケルピーにとっては不愉快(ふゆかい)でも、エドガーにとってそんなリディアは、やわらかないとおしさを感じさせてくれる。
即使格鲁比感到不愉快,但对爱德格来说,那样的莉迪亚却更令人怜爱和珍惜。
魔法で忘れていても、リディアの気持ちは自分のそばにある。エドガーをひとりにはしないと、だから結婚すると言ってくれた、あのときの彼女のままに。
即使因为魔法忘记了他,莉迪亚仍有想留在自己身边的心情。因为不想让爱德格独自一人,那时候的她才答应了求婚。
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