《伯爵与妖精》卷十第六章那颗星星的名字4
「リディア、水だ!」
“莉迪亚,水!”
狭(せま)い通路いっぱいに、水が押し寄せてくるのがちらりと見えた。
他们看见水流涌入了狭窄的通道。
急いで駆(か)け出すが、道は下り坂だ。水は勢いを増してこちらへ向かってくる。
要赶快跑出去,可眼前的道路是个向下的斜坡。不断增加的水势一鼓作气冲向他们。
満ち潮で流れ込んだ水が、上方でせき止められていたのか。今どこかが崩れたせいで、一気に流れ出したようだ。
可能满潮时流入的水都积聚在上方。因为现在什么地方崩塌了,就一口气流了出来。
こんなの、逃げ切れるわけがない。
这样下去不可能逃得掉。
そう思ったとき、声がした。
正在那样想的时候,头顶传来了一个声音。
「リディア、こっちだ!」
“莉迪亚,这边!”
上の方の横穴から、エドガーが身を乗り出していた。
爱德格从上方的横洞中探出身体。
うそ……。
怎么会……。
「エドガー?」
“爱德格?”
幻覚?それとも罠(わな)?信じられないながらも駆け寄り、さしのべられた手をつかもうとリディアは必死に腕をのばす。
幻觉?还是陷阱?虽然难以置信,但莉迪亚依然跑了过去,为了抓住他伸出的手,拼命地伸长手臂。
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