《伯爵与妖精》卷十第七章新的誓约9(完)
頬にかかる髪を指先ではらうと、リディアはこわごわ視線をあげる。金緑の、妖精が見える不思議な瞳が、愁(うれ)いを含んでこちらを見つめる。
他用手指轻轻拨去贴在她脸上的头发,莉迪亚提心吊胆的抬起了视线。金绿色的,能看见妖精的不可思议的瞳孔忧郁地凝视着他。
やっと手に入れた、自分だけの宝石だ。
终于得到了,只属于自己的宝石。
「なら抱きつかなくていいから」
“是吗,不抱就不抱好了。”
寄せた唇がかすかに触れあうと、リディアはまた、「うそつき」とつぶやいた。
他的嘴唇凑近过来,轻微地碰触了她的。“说谎”莉迪亚嘟哝着。
「まだ何かうそをついたっけ?」
“我还撒了什么谎?”
「……あたしたち、こんなふうにしたことなかったわ」
“……我们才没有做过这样的事。”
婚約を忘れていたリディアに、いつもそうしてたなんて言ってキスしたのだった。
是了,他曾对忘记了婚约的莉迪亚说,他们经常这样接吻的话。
そんなこと、とエドガーは笑う。リディアは笑い事じゃないと思っているのか、むっと頬(ほお)をふくらませる。
想起那件事,爱德格笑了起来。莉迪亚可不认为那是可笑的事,生气的鼓起了脸颊。
かわいくてまたキスしたくなる。
他觉得她这个样子好可爱,再一次吻了她。
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