《伯爵与妖精》卷十一第二章意想不到的新娘修业4
「それから、奥さまはここ数日、部屋にこもっておいでです。そういうときは、あなたが入っていいのは控(ひか)えの間まで。奥のドアを勝手に開けてはなりません。控えの間で声をかけて、お茶を置いて下がりなさい」
「还有,夫人这几天都一直待在房间里,你在这种时候可以进入的范围只有到准备室为止,不准任意将内侧的房门打开。从准备室呼唤夫人并将红茶放好之后,就要离开房间。」
「え、どうして部屋にこもっていらっしゃるんですか?」
「咦,夫人为什么要一直待在房里呢?」
「よけいなことは訊(たず)ねなくてよろしい」
「无关的事不必多问。」
「……はい」
「……是的。」
「ご用がないか、食事とお茶の機会に忘れず訊ねるように。それ以外は、どんな急用だろうと奥さまに声をおかけすることはできません。いいですね」
「送上餐点与红茶的时候,不要忘记询问夫人有没有事情要交代,除此之外,无论有任何急事都不可以与夫人讲话,知道吗?」
となると、夫人と顔を合わせることも、どういう花嫁修業なのかと問うこともできない。
这样就无法与夫人见面,也不能询问新娘课程的内容了。
それに、部屋にこもっているなんて、話に聞いていたオートレッド夫人のイメージとは大きく違っている。
况且,夫人竟然长时间待在房间里,这与莉迪雅所听闻的奥特雷德夫人给人的印象有很大的不同。
夫を亡くしてから社交界には出ていないものの、王室とも交友は続いていて、今でも社交界の作法(さほう)はオートレッド夫人に学べば間違いないと言われているほど、貴婦人の鑑(かがみ)のような人なのだとメースフィールド公爵夫人は話してくれた。
梅斯菲尔德公爵夫人说过,虽然奥特雷德夫人在丈夫过世之后就不再出入社交界,但与王室依旧维持着友谊。她是位被称为贵妇人典范的人物,甚至到现在还有个说法,那就是向奥特雷德夫人学习社交界的礼仪准没错。
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