《伯爵与妖精》卷十一第三章消失的REGARD3
「いいえ、心からお慕(した)いしています」
「不,我打从心底倾慕您。」
ルシンダは、しずしずとエドガーに歩み寄る。すぐそばで、目を伏せてささやく。
露辛达静静地靠近爱德格,然后在他身旁闭上眼睛喃喃说道:
「……口づければわかると思うんです。あのときのかたが、あなただったかどうか」
「……我想只要接吻,我就会知道当时的人是不是您了。」
「意外と大胆(だいたん)な女の子だね」
「你远比我想象的还大胆呢。」
「大胆になれるのは、恋をしているからですわ」
「我之所以变得大胆,是因为坠入了爱河呀。」
口づければわかるなんて、キスを求める口実(こうじつ)だ。しかしエドガーは困ったことに、口実をつくってでも求められるのはきらいではなかった。
只要接吻就会知道。这根本就是要求亲吻的借口,可是令爱德格头痛的是,尽管对方编出了借口,但他并不讨厌女性主动献殷勤。
恋に恋しているだけでも、ロマンティックなひとときを過ごしたいと思う女の子なら、少しはあまえてくれるものだ。
即便追求的只是恋爱的感觉,但只要是希望与异性并度浪漫时光的女孩子,多少都会懂得撒娇。
本物の恋人どうしになればなおさら、ふたりきりで過ごす時間も口づけも、求めることをためらう理由なんてないはずだろう。
若是与对方成了真正的恋人,女性一定更会积极要求两人的独处或是亲吻。
目を閉じて、少し背伸びするルシンダを見おろし、どうしてリディアじゃないのだろうとエドガーは思う。
爱德格低头看着闭上眼睛、稍微挺直背脊的露辛达,心里思考着她为什么不是莉迪雅。
かわいい口実を作ってでも、リディアがこんなふうに求めてくれたらうれしいのに。
即使是找些可爱的借口也无所谓,如果莉迪雅也像这样主动的话,他不知道会有多高兴。
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