《伯爵与妖精》卷十一第三章消失的REGARD7
窓からするりと入ってきた灰色の妖精猫は、腰に手を当ててえらそうにリディアの前に立つ。
这只由窗户钻进来的灰毛妖精猫双手插腰,神气地站莉迪雅面前。
「なんだ、あなたも来たの」
「什么嘛,原来你也来了。」
「なんだってなんだよ。ひとりじゃ心細いかと来てやったのに」
「你说这什么话,我可是担心你一个人会害怕才过来的耶。」
心細かったけれど、いろいろあってそれどころではなくなっていた。
尽管不安害怕,但因为发生了许多事,所以没时间让她烦恼了。
「なんでメイドのまねごとしてる?それが花嫁(はなよめ)修業(しゅぎょう)か?」
「你为什么要扮成侍女?这就是新娘课程吗?」
「まあ……ね」
「嗯……算是吧。」
「しかしこの部屋、妖精の足跡だらけだな。天井や壁にも走り回ったあとがあるぞ」
「话说回来,这房间里到处都是妖精的脚印耶,天花板和墙壁都有来回奔跑过的痕迹喔。」
ニコはそう言いながら、いちばん上等の椅子(いす)にさっと飛び乗った。
尼可边说边跳上房里最高级的一张椅子上。
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