《伯爵与妖精》卷十一第三章消失的REGARD8
ごく小さな、黄金色(こがねいろ)の薔薇が咲いていた。
那里绽放着一朵十分小巧的金色蔷薇。
鼈甲細工(べっこうざいく)かと見まがうような、透(す)き通った黄金色の薔薇は、触れればやわらかな花弁(かべん)が指先を押し返した。
只要触碰那朵会让人错看成玳瑁工艺品的金色蔷薇,柔软的花瓣就会将指尖弹回来。
「ステキですね」
「真是漂亮。」
「ありがとう」
「谢谢。」
「でも、妖精が現れないなんて、まさか、事件のせいかしら……」
「妖精居然没有出现,难道是因为那个事件……」
「事件って?」
「事件?」
「奥さまの部屋に泥棒が入ったんです。でも部屋にいたのは妖精だったらしくて、泥棒のナイフが刺(さ)さった野ウサギだけが残されてて。奥さまの行方(ゆくえ)がわからないので、妖精なら知ってるんじゃないかと思って」
「有小偷闯进了夫人的房间,不过待在房里的似乎是妖精,所以里面只留下被小偷的小刀刺中的野兔。没人晓得夫人的行踪,所以我想妖精可能知道。」
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