《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛7
「あしたの夕方、父は隣村へ出かけるの。二、三日留守にするから、その間ならあたし、家を抜け出せる。かばってくれたお礼に、このあたりの遺跡を案内するわ。運がよければ、お目当ての煙水晶が見つかるかも」
「明天傍晚父亲要到邻村去,会有二,三天不在家,我可以趁那个机会溜出来,为了感谢你的保护,我带你去附近的立石遗迹。如果运气好,说不定就能找到烟水晶。」
そう言って、アウローラは歩き出した。
奥萝拉说完后就转身走开。
フレデリックは、その後ろ姿をじっと見送る。
弗雷德里克一动不动地站在原地,目送她的背影远去。
どうして、煙水晶を求めて来たことを知っているのだろう。
她怎么知道他想要的是烟水晶?
フェアリードクターの不思議な力で見透(みす)かすのだろうか。
是用她那不可思议的妖精博士的力量看透的吗?
あの、巨大な煙水晶の結晶群(けっしょうぐん)は、本当に存在するというのだろうか。アウローラは見たことがあるのだろうか。
难道说,巨大的烟水晶结晶群真的存在吗?奥萝拉见过吗?
フレデリックは、ふいに足元がおぼつかなくなるような感覚にとらわれ、確かめるように地面を踏(ふ)みしめた。夢と現実の狭間(はざま)が、見えない場所に口を開いている。そんな途方(とほう)もないことを想像しながら、煙水晶のスタンディングストーンが存在するのは、はたしてこの世なのだろうかとも考えていた。
弗雷德里克突然产生一种脚下虚浮的奇异感觉,他象要确认一样踏了踏地面。在梦与现实之间,看不见的地方敞开着一道门。他一边提醒自己这绝无可能,一边却在想,有烟水晶立石存在的地方,真的是人类世界吗?
この世の果て、ヘブリディーズ。
世界的尽头,赫普里蒂斯。
この世ではないどこかに、最も近い島。
离开迥非人世的异界,最近的岛。
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