《伯爵与妖精》卷十第五章违心的王子11
「妖精たちは"プリンス"との契約(けいやく)に従って、呼びかけに応じたのです。呼びかけがやんだ今、まとまりを欠くことになるでしょうが、あれだけの数を急に止めるのは不可能です」
“妖精们是遵从与‘王子’的契约,响应他的召唤而来的。就算现在停止召唤,要突然制止那么多数量也是不可能的。”
「船は?動かすのは人間だろう」
“那么船呢?操纵它的总是人类吧。”
「この計画は組織の、長年の願い。中止の指令はありえないからには、現在は波止場(はとば)を離れている船と連絡を取るすべはありません」
“这个计划是组织多年的愿望。不可能撤销指令。何况现在也没有和已经离开码头的船取得联系的办法。”
「なら、僕が止める」
“是吗,那么我去制止。”
「あなたの大切なフェアリードクターを、人柱(ひとばしら)にしたくないからですか?」
“不想让你重要的妖精博士成为牺牲者吗?”
立ち去ろうとしたエドガーは、思わず足を止めた。
正打算离开的爱德格不禁停住了脚步。
どうしてユリシスは、リディアの居所(いどころ)を知っているのだろう。それに、人柱のことも。
尤利西斯怎么会知道莉迪亚的所在,并且被当作牺牲者的事。
眉(まゆ)をひそめ、ユリシスをにらむ。
他皱着眉盯住尤利西斯。
「かつて、ロンドンブリッジの人柱となったのは、最後の青騎士|伯爵(はくしゃく)、レディ·グラディスでした。彼女によって、我らがプリンスも組織も、英国を追い払われたのです」
“从前成为牺牲者的是最后的青骑士伯爵,葛拉蒂丝女士,由于她,我们的王子和组织都被赶出了英国。”
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