《伯爵与妖精》卷十第五章违心的王子11
リディアを殺そうとしているのは、プリンスの側ではなく、エドガーの味方であるはずの、青騎士伯爵家の一員だった。そのことにエドガーは愕然(がくぜん)とした。
打算杀死莉迪亚的,并不是王子的一方,而是应该作为爱德格伙伴的,青骑士伯爵家的一员。那个事实令爱德格愕然不已。
「ですが、あの少女が死んでも、結界を守れるでしょうか。橋につないだ夢魔も、|邪悪な妖精(アンシーリーコート)たちの群(むれ)も、くい止めるにはよほどの力が必要です。彼女の力は、グラディスとはくらべものになりません」
“那个女孩的死真能守护结界吗。要控制桥上的梦魔和邪恶妖精,需要相当的力量。但是她的力量完全不能与葛拉蒂丝相比。”
リディアを求め、ようやく結婚の承諾(しょうだく)を得た。それがために、彼女を守るどころか、伯爵家の義務まで押しつけることになるなんて。
一直追求着莉迪亚,总算获得了许婚的承诺。但是不要说守护她,连青骑士伯爵的义务都被强加到了她的头上。
ばかなと言いたかった。リディアを死なせてまで、橋を守る必要があるだろうか。
爱德格真想说这件事太荒谬。有必要为了保护伦敦桥而让莉迪亚死去吗?
「あなたが青騎士伯爵なら、うまくいく可能性がどれほどわずかだろうと、恋人を犠牲にする覚悟でロンドンブリッジの結界が持ちこたえる方に賭(か)けるのでしょうか?それとももし、あのフェアリードクターを救い出すなら、橋の結界を守れる可能性はもうありません。あなたは、我らの"プリンス"として、ロンドンの壊滅に手を貸す。そういう役割を果たすことになるでしょう」
“既然你是青骑士伯爵的话,会有牺牲恋人来加强伦敦桥的结界的觉悟吗?已经没有既能救出那个妖精博士,又能守护桥的结界的可能性了。作为我们的‘王子’,请您对伦敦的毁灭贡献力量。将它完成吧。”
ユリシスは、エドガーの動揺(どうよう)を見切っているかのようにたたみかけた。
尤利西斯似乎想让爱德格动摇放弃似的说个不停。
そうしてわずかに、これまでの不遜な態度をのぞかせ、笑ったようだった。
而且他还露出一点点过去那桀骜不逊的态度,笑了起来。
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