《伯爵与妖精》卷十第六章那颗星星的名字5
「あの、あたし、……もう少し落ち着いたら思い出せるんじゃないかと思うの」
“嗯,我想……如果再稍微镇定一下,也许能想起来。”
「いいんだ、無理に思い出すことは……」
“好的,不要勉强去想……”
迷ったように言葉を切って、彼はリディアの手を引き立たせた。
他像有些迷惑一样打断了她的话,拉起莉迪亚的手。
「とにかく、きみはここを出るんだ」
“总之,你先离开这里。”
「出口、わかるの?」
“你知道出口吗?”
彼は頷き、手首に巻きつけた黒い糸を示した。それはずっと、通路の奥へつながっている。
他点点头,将手臂上缠绕的黑线给她看。那根线一直延伸到通道的深处。
出口まで糸がつながっているということなのだろう。
这根线应该连接到了出口吧。
エドガーは、その黒い糸をほどくと、リディアの手首に結びつけた。
爱德格解开那条黑线,系在莉迪亚的手腕上。
「ねえ、いっしょに外へ出るんでしょう?」
“啊,你不和我一起出去吗?”
不安になって、リディアは訊(き)いた。エドガーはまるで、リディアだけを外に出そうとしているみたいだった。
莉迪亚询问着,变得不安起来。爱德格好像打算只把莉迪亚一个人送出去。
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