《伯爵与妖精》卷十第六章那颗星星的名字6
"…………"
“…………”
……きっと、とても大切なことを。
……一定是很重要的事。
何だったの?
是什么呢?
自分をぐいぐい引っぱっていく力にあらがい、リディアは必死に思い出そうとしていた。
莉迪亚反抗着用力拉扯自己的力量,拼命打算想起来。
あのとき、どうしてもエドガーに伝えたかったこと。忘れてはいけない貴重な言葉。
那时候无论如何都想传达给爱德格,不该忘记的珍贵话语。
だとしたらそれこそが、ケルピーの魔法を解く呪文(じゅもん)になり得るのではないか。
那个不正是消除格鲁比魔法的咒文吗。
そう気づくと、魔法の堅い殻(から)にかすかなひびでも入ったかのように、手首の糸が自然にほどけ落ちた。
一注意到这一点,魔法坚硬的外壳就好像有了微弱的裂缝,手腕上的线自然的落下去。
「おいリディア、こいつを離したら帰れなくなるぞ!」
“喂,莉迪亚,如果没有了这东西,我们就回不去了!”
ニコが叫ぶ。たぐり寄せられていくケルピーのたてがみにあわてて飛びつく。
尼可高叫着,慌忙扑向快速移动着的格鲁比的鬃毛。
つかんだそれに引きずられていくニコとは、反対の方向に駆(か)け出したリディアは、エドガーが降りていった道へ続こうとした。
莉迪亚向被拖走的尼可相反方向跑去,打算走进爱德格下去的通道。
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