《伯爵与妖精》卷十第六章那颗星星的名字6
ああそう、大切な呪文(やくそく)。
哎呀,那样重要的咒文。
あのとき、ふたりの絆をたしかなものにするために、リディアは伝えたかったのだ。
那时候,莉迪亚为了把两个人的羁绊变成现实,想要传递的心意。
「…………結婚、するわ!エドガー、あなたと……!」
“……结婚吧,爱德格,我和你……。”
思い出したと意識するよりも、彼女は叫んでいた。
还没意识到想起来了,她已经这样高喊到。
「リディア、そんな無茶を……」
“莉迪亚,别乱来……”
立ち止まったエドガーが、上の通路から飛び降りようとする彼女を見あげ、あわてて腕を広げる。
站在那里的爱德格,看到打算从上面跳下来的莉迪亚,慌忙张开手臂。
その中へ、飛び込んでいく。
莉迪亚就那样跳了下去。
しっかり受け止められながら、そのときリディアは、自分を覆(おお)っていた魔法が細かな砂のように崩れ、流れ去っていくのを感じていた。
她被稳稳的接住。就在这时,莉迪亚感觉到笼罩在身上的魔法似乎被破坏了,像细小的沙一样流开。
エドガーのことを考えればどうしてこんなに苦しくて泣きたくなるのかを、すんなり理解していた。
她终于能够理解,为什么一看到爱德格,一想到他的事,就变得那么想哭。
彼がリディアを大切に想ってくれていることも、選んでくれたことも、半信半疑のまま傷つくのを恐れていたけれど、もっと強い気持ちに押し出され、信じようと決めたのだった。
一直对他选择并重视着自己的事半信半疑,依然害怕会受伤害。但是强烈的感情一涌出来,就决定要相信他。
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