《伯爵与妖精》卷十第六章那颗星星的名字9
けっしてリディアは、彼を困らせたいわけではないのだ。
莉迪亚绝对不愿意让他感到为难。
だからエドガーが、安堵(あんど)したように表情をゆるめるのを眺め、彼女自身もほっとしていた。
她看见爱德格像放心一样放松了表情,自己也安下心来。
間近にアッシュモーヴの瞳を見あげながら、どうしてこんなに、さっきからくっついているのかしらとふと思う。気づいてしまえば、これまでにないことで急に意識してしまう。
这么近的距离下仰视着灰紫色的瞳孔,为什么会这样呢。莉迪亚突然想起从刚才起自己就一直紧靠着他。她连忙回过神来,意识了到迄今为止都没有注意到的事。
「ねえ、エドガー。ここ、さっきいたところと違うわよね」
“啊,爱德格。这里和刚才的地方有些不一样。”
気|恥(は)ずかしさを紛(まぎ)らそうと、リディアは話を変えつつあたりを見回した。
为了把害羞的心情蒙混过去,莉迪亚环视四周改变着话题。
「ああ、ムーンストーンが輝(かがや)いて、気がついたら風景が変わってたんだ」
“嗯,月光石闪耀后,周围的环境好像都变了的样子。”
リディアが婚約を思い出したから、ムーンストーンは魔力を発揮(はっき)したのだろうか。
因为莉迪亚想起了订婚的事,所以月光石发挥了魔力吗。
「だったらここは、ムーンストーンが導いてくれた場所かしら」
“我们是被月光石引来这里的吗。”
いつのまにか自分たちは、細く曲がりくねった通路とは違う、開けた空間にいるのだった。
和弯曲狭窄的通道不同,他们不知不觉来到了一个宽广的空间。
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