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《伯爵与妖精》卷十第七章新的誓约1

时间:2012-12-19 13:50:29  来源:可可日语  作者:ookami

「人質(ひとじち)はいます。眠らされているようで、鍵(かぎ)のかかった部屋に閉じこめられています。数十人はいると思われます」

“只有人质。好像都睡着了,被关在上了锁的房间里。大概有几十个人。”

いずれにせよ、上流や中流の金持ち連中が、船を動かせるはずはない。

反正不可能是那些上中流的有钱人一伙开动这艘船的。

「碇は?おろせるか?」

“锚呢?能放下来吗?”

「碇がありません!」

“没有锚!”

「舵(かじ)が固定されてます!」

“舵也被固定了!”

ロタは舌打ちして、船縁(ふなべり)を蹴(け)った。

萝塔撇撇嘴,踢着船舷。

マストを倒す作業は進んでいる様子だったが、もしかするとマストなんかなくても、この船は突き進んでいくのではないかとロタは予感している。

弄倒船桅杆的工作正在进行着,不过萝塔预感到,即使没有桅杆之类的,船依然会向前挺进。

「止まらないなら、沈(しず)めるしかないぞ」

“如果停不下来,那就只好弄沉。”

「人質は……?」

“人质呢……?”

ロタの独り言をまた聞きつけ、心配そうにポールが訊(き)いた。

听到萝塔的自言自语,波尔担心的询问。

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