《伯爵与妖精》卷十第七章新的誓约3
自力でよけられたわけではなかったのかと、エドガーは苦笑しながら、宝剣のスターサファイアを指先でなぞる。
原来并不是他自己避开的。爱德格苦笑着,用手指着闪闪发光的蓝宝石。
この十字架(じゅうじか)は、プリンスのもとでエドガーに刻まれた焼き印だった。
这个十字架,原是王子给爱德格刻上的烙印。
メロウがそれと引き替えに、この剣に同じ十字の星を刻んだ。
他交给了梅洛欧,在剑上刻上了同样的十字星。
そのときエドガーは、プリンスのものだった自分から抜け出し、伯爵(はくしゃく)という地位を得た。新たな自分となったあかしこそがこれなのだ。
那时候爱德格从王子那里逃了出来,得到了伯爵的地位。这是他成为新的自己的证明。
剣はエドガーの血を呪(のろ)っている。けれど彼が、真の青騎士伯爵になれるかもしれないと、まだ見放してはいないのだろう。
宝剑诅咒着爱德格的血。但是他依然没有放弃成为真正的青骑士伯爵。
スターサファイアに、自分の"星"に、エドガーは静かに語りかけた。
对着星彩蓝宝石,对着自己的“星”,爱德格平静的说。
「アロー、力を貸してくれ。ロンドンを護るために、おまえの兄とともに」
“箭头,请借给我力量。和你的兄弟一起保护伦敦。”
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