《伯爵与妖精》卷十第七章新的誓约5
はじめてエドガーからプロポーズの言葉を向けられ、ムーンストーンを受け取ったとき、リディアはまだ便宜上(べんぎじょう)の出来事としか思っていなかったけれど、妖精界の約束事として、エドガーとのつながりは、特別な意味を持ったのかもしれない。
被爱德格第一次求婚的言辞打动,接受月光石的时候,莉迪亚还以为那只是权宜之计。但从在妖精界作下那个约定开始,和爱德格的关系或许就有了特别的意义。
思えばあれから、エドガーの口説(くど)き文句は度を超えるようになり、リディアは彼を意識するようになっていった。
现在回想起来,从那以后,爱德格的言辞越来越诚恳,莉迪亚也越来越意识到他的存在。
リディアは川面(かわも)を見つめる。橋の手前で、動かすものがいなくなった"箱船"が、ゆるゆると止まる。
莉迪亚凝视着河面,使“方舟”移动的东西不见了,船慢慢停在了桥的跟前。
手に握(にぎ)っていた、金色の弓が消えていくと、急に体が重くなってふらつき、欄干(らんかん)から落ちそうになる。
手上握的金色弓箭消失了,身体突然变得很沉重的样子,眼看要从栏杆上跌下来了。
あたしは、これからどうなっていくのかしら。
我今后会怎么样呢?
恋も結婚も、リディアにはまだ、自分のことだという実感が薄い。ただ彼に惹(ひ)かれていると感じるだけで、先のことは想像できない。
莉迪亚对自己恋爱结婚的真实感还很薄弱,只感觉到自己被他吸引,不敢去想以后的事。
でももう、これまでのように、ひとりで妖精たちと過ごす自分も想像できない。
但自己已经不能再像以前那样,一个人和妖精们一起生活了。
エドガーに抱きとめられるのを感じながら、この腕がいつもそばにあることを願い、彼女は意識を手放した。
莉迪亚感觉到自己被爱德格抱住。希望这双手臂会一直在身边,她再一次失去了意识。
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