《伯爵与妖精》卷十一第三章消失的REGARD4
「でも、夫人の真意がわからないまま失礼なことはできないわ。あたし、礼儀がなってない娘だって思われるかもしれないもの」
「但是,我不能在不暸解夫人真正想法的状况下,做出失礼的行为呀。我说不定会被当成没礼貌的女孩。」
それはエドガーにとっても不名誉なことになる。
这对爱德格来说也是不光彩的事。
「だけど、手に傷が」
「可是,你的手受伤了。」
無数のひっかき傷は、薔薇(ばら)を摘(つ)んだときにできたものだった。
遍布手上的伤,是摘蔷薇之时弄到的。
「平気よ、これくらい」
「这点小事不要紧。」
あわててリディアは手を隠す。そうしながら、彼がいつものようにキスしなかった理由が、この格好にあるのではないかと思えていた。
莉迪雅急忙将手藏起来,她也在同时思考,爱德格没有像平常那样吻她,是不是因为她这身打扮?
きらきらしたルシンダ嬢(じょう)との落差(らくさ)に戸惑(とまど)ったのかもしれない。
露辛达小姐美丽动人,他看到莉迪雅或许会感到落差,因此迟疑了。
そうね。いくらフィアンセでも、そんな気になれないわよね。
是啊,就算我是他的未婚妻,这样也只会令他倒胃口吧。
「あたし、まだ仕事が残ってるの」
「我还有工作。」
早くこの場を立ち去りたくなって、リディアはきびすを返す。
莉迪雅转过身去,想赶紧从这种场面脱身。
エドガーは止めるように腕をつかむ。
爱德格抓住她的手臂阻止她。
そのとき、上のフロアから、さび付いた車輪がきしむような、しわがれた悲鳴(ひめい)が聞こえてきた。
这个时候,从楼上传来一阵如同生锈车轮卡住的沙哑惨叫声。
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