《伯爵与妖精》卷十第七章新的誓约7
ずいぶん長いこと、そこでぼんやりと過ごし、ふと、なぜこんなところにいるのだろうと不思議に思った。
很长时间过去了,他就在那里呆呆的坐着,偶尔为自己为什么会在这里感到不可思议。
エドガーは神を信じない。自分の運命がひとりの男にねじ曲げられた九年前のあのときから、神はいないと思っている。
爱德格不信神。当自己的命运在九年前被一个男人扭曲以后,他就不承认神的存在。
地獄(じごく)のような場所を脱して生き残り、新しい名を得たのも、仲間たちにささえられ自分で切り開いたものだ。
但被朋友们支持着的自己,活着逃离了那地狱般的地方,还得到了新的名字。
だからこそ、今の自分の状況も、もはや神を恨(うら)むものではなく、自分の選択だったとわかっている。
正因为如此,他已经不恨神,也知道自己现在的情况是自己的选择。
握(にぎ)りしめていた手を、そっと開く。
他悄悄张开紧握的手。
フレイアに触れたときの、火傷(やけど)のようなあとはずいぶん薄くなった。そのうち消えてしまうのだろう。
接触芙蕾雅时像被火烫伤的痕迹已经淡薄了。过几天就会消失。
まだ、何の変化も感じない。自分は青騎士|伯爵(はくしゃく)だと意識をしっかり保っていれば、プリンスの記憶(きおく)など単なる情報でしかないと、昨日から彼は何度も自分に言い聞かせている。
他感觉不出有任何变化。从昨天开始,他就不断的劝说自己,自己还保有青骑士伯爵的意识,王子的记忆仅仅是一个信息而已。
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